まいちょんの学びの部屋

アメリカ在住ママ兼打楽器奏者の日々の学びをシェアするブログ

私が音楽を続ける理由

Spiral Staircase Duoというホルンとマリンバのアンサンブルを旦那さんと活動してます。まいちょんです。

https://www.facebook.com/SpiralStaircaseDuo/

 

先週ようやくパフォーマンス三昧のヘルウィークが無事に終了しました。

もうマリンバ運びたくないです。何でフルートを辞めてマリンバを選んだんだろうと楽器を運ぶ度に後悔する事多々。引っ越し業者ですかっていうくらいでっかい荷物を引っさげて毎回舞台入りする私たち。旦那さんもまさか嫁の楽器の専属移動係に任命されるとは思ってもみなかったことでしょう。

 

楽器運搬以外にも、リサイタルの準備は毎回ハードワークで、ストレスフルです。こんなに苦労して難産して、もっと簡単に儲かる仕事が沢山あるのにわざわざこの道を歩き続けるのは、やっぱり終わった後の達成感と、お客さんとの一体感と、自分達のアイデンティティを共有できる事の喜びが大きいからじゃないかなと思います。演奏後の拍手で沢山の人たちの愛を感じる度に、ああ音楽やっててよかったなと思います。

 

普段のリサイタルの客層は音楽専攻の学生や音楽関係の人たちですが、今回は、音楽に関係ない一般の人にも沢山聞いてもらえたので良かったです。

 

お客さんの一人だけでも私たちの音楽を知ってもらって、その一瞬を共有できて、少しでも心に留めてもらえる事ができると嬉しいです。

 

ブログを書くのに似てますね。

 

応援してくれた人達、いつも支えてくれる家族や友達に感謝です。

 

 

こんな曲やってます。どれも旦那さんのオリジナル曲です。よければ聞いてみてください。

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本番前の不安やストレスと向き合う方法

ご無沙汰してますまいちょんです。

ついにリサイタル三連弾ヘルウィークまで一週間を切りました。ここ二週間ほど焦りに焦り、気持ちに余裕ができず、かなりイライラしてました。

 

もっと時間があればきちんと準備できたのに。

 

もし演奏日程がこんなに同じ週に重ならなかったらもっと一つ一つに集中できたのに。

 

一生懸命な割に何もかもが中途半端。こんな中途半端な状態で本番に臨まないといけない現実が押し寄せている事に焦るばかり。

 

さらには、新しく教え始めた学校のスケジュールが早朝レッスンで、朝に弱い私にとってこのスケジュールの体に及ぼす影響が思ったより過酷でした。

一日中立ちっぱなしで教えて、家に帰ってきてご飯作って、夜遅く体も頭もへとへとな状態で練習して、頭ガンガン、体中コリコリの状態で寝て、疲労回復できないまま次の日を迎えるという悪循環な生活。

練習したいけど時間がない。時間ができても疲れてて練習にならない。でも期限は刻刻と近づいてくる。焦りや不安が増してストレス極まりない。という魔のサイクルのドツボにはまりました。

 

この余裕ない状態の中、ずっとやらないとやらないとと思いながら放置していたプレゼンの準備に昨日ようやく取り掛かりました。来週リサイタルをする学校側からマスタークラスを頼まれていたんです。指定されてたお題が

 

Stage Fright and Performance Preperation

本番緊張しないようにする対策法

 

実は私、博士論文で似たようなことを書いていたんです。なので、楽勝だわと思い、ずっと放置していました。昨日ようやく自分の卒論を読み返してみて、びっくりしました。4年くらい前に書いてすっかり忘れていたんですけど、なんか結構いい事書いてるんです(笑)

 

私がすっかり忘れてしまっていた大切な事とは

  1. 自分をトラスト(信用)すること
  2. 結果ではなく課程を重視すること
  3. 音楽の魅力をシェアする事

 

1. 自分をトラスト(信用)する事

これはBill Mooreさんというパフォーマンス心理学のコンサルタントの方の本を参考にしました。

www.drbillmoore.com

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トラスト(信用)する。と言うのは簡単ですが、いざ本番前にトラストしろと自分に言ってみてもそう簡単にできることではありません。時間をかけて毎日自分をトラストする練習をしないといけません。

 

音楽家は常に二つの相いれない平行線の道を走る必要があります。

一つは、

常に自分のスキルアップを目指すエンドレスロード

もう一つは、

その完璧でないスキルを常にトラストし続ける道

 

1つ目の道を走ってる内に知らない間に自分がどんどん完璧主義になっていって、遠くにある物を求めすぎて今ある物の価値を忘れてしまいがちです。そして逆に今ある物が全然ダメダメで人様の目にさらせるようなものではないと思ってしまいます。

 

大切なことは、完璧に準備できてからトラストするのではなく、今の自分の力をトラストする練習をすること。

これは私のような自分にあまり自信がもてないけど完璧主義なタイプには本当に難しい事でです。でも今回、すっかりこのトラストの存在を忘れてドツボにハマっていた自分に気づく事が出来ました。

無い物をねだっても仕方がないです。今ある自分の力を信じよう(と努力しよう)と思います。

 

2.  結果ではなく過程を重視すること

これもトラストのコンセプトに似ていますが、本番失敗することも、長い目で見れば自分を高めるプロセスの一部で、この経験を通して学べる事が沢山あります。結果次第で全てが終わるのではなく、長い音楽人生の中の1つの通過地点にすぎないと思えば失敗することも怖くないと思えます。いやでもできれば失敗したくないので実は怖いです。 (ボソ)

でもとりあえず失敗しても死なないから大丈夫と思ってがんばります。

 

3. 音楽の魅力をシェアする事

はい。これも完璧主義が陥りやすい穴ですが、失敗しないことに集中しすぎると、無難な演奏になったり、音に集中して曲を表現するのを忘れてしまうという本末転倒なことになってしまいます。大切なのは自分の表現する音楽をとことん好きになること。そして、その愛や音楽の魅力を聞いていただいてるお客様にシェアする事。

自己中心的に考えるんじゃなくて、音楽中心。

聞いてもらうのは音楽であって、私の打楽器テクニックではないんです。

 

 

やばいやばい。自分で書いてる事なのにすっかり忘れてました。というか、知ってる気になって全然実践できてませんでした。ストレスって怖いですね。

 

昨日一日ゆっくり自分の時間を作って、モーニングコーヒーを飲んで、ヨガをして、猫と遊んで平常心をすこし取り戻しました。

 

あと一週間、できる限りの努力をして、自分を信じて、本番を楽しみたいと思います。

 

 

 

 

 

朝顔の観察日記

先週、庭からいきなり生えてきた朝顔の日記を書きましたが、今回はその続きです。

 

maichon.hatenablog.com

 鉢に移した小さい方の朝顔さんは次の日にはしなしなになって、余命僅かみたいな状態になってしまいました。やっぱり直植えじゃないと育たないのかしら?と思い、大きい方の朝顔さんは鉢に移さずそのまま庭で育てることにしました。

 

さっそくホームセンターにあんどんを探しに行ってきました。日本でよく売ってる朝顔キットみたいなやつを探したけど見つからず、かなり巨大なトマト用のカラフルなやつしか売ってませんでした。

 

 

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とりあえず大きい方の朝顔さんのツルを巻き付けてみたら、次の日にはすごい勢いでクルクル絡まりまくり。嬉しくなって旦那さんに報告したら、

 

あんどんの向きが逆

 

って指摘されました(汗)

 

輪っかの部分を下にしておいてたんですが、どうやらとがった方を下にして地面にささないといけないらしいです。え、常識?

 

せっかくクルクル絡まってくれたツルをほぐして再挑戦。でもまた元気に絡まってくれました。

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小さい方の死にかけ朝顔さんにも一応あんどんを置いておきました。

今朝庭に出てみると、復活して可愛い花が咲いてました!!ちっちゃいツルがちょっとクルクルしてて可愛い。

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 朝顔の観察日記でした。

 

 

英語の謎。数える?数えない?

See the source image

 

私が何年アメリカに住んでもいまだに英語の使い方を間違えるのがcountable/uncountableです。

 

日本語は単数形も複数形も適当で、別にりんごが一個でも二個でもりんごです。わざわざりんご達とか言いません。

 

でも英語は複数形の場合はいちいち名詞の後ろにSをつけないといけません。

One apple

Two apples

となるわけですね。

 

まあそこまでは何とか分かるんですが、ややこしいのが、

 

英語には数えられる物と数えられないものがあるのです。

 

例えば「お金」は数えられません。

でも「お札」や「コイン」は数えられます。

 

沢山の○○という時には

 

数えられるものにはMany

数えられないものにはLots/ A lot of/ Much (否定形)

 

を使います。

 

沢山のお金という時は

Lots of moneyで、many moneyとは言えません。

 

あんまりお金ないという時は

I don’t have much money

と言います。

 

一般名詞として使う場合、数えられない物は単数形で使えても、数えられる場合は必ず複数形にするか冠詞(aとかtheとか)をつけないといけません。

 

で、この数えられるかどうかというコンセプトがどうも日本人からすると理解しづらいんです。

 

例えば、

ケーキは数えないけど、ブラウニーやマフィンは数えます。

 I like cake と言えても、I like brownieとは言えないんです!

ブラウニーが好きって言いたい時は複数形にして I like browniesって言わないといけないんです。

 

他にも、

 

  • 果物は一般名詞で使う時は数えないけど野菜は数える

果物は日本語でフルーツって言うから複数形にしたくなるんですけど単数形なんです。

 

  • 野菜も、茎や葉は数えないけど、根っこや種子は数える

キャベツ、ブロッコリー、セロリ等は数えません。

ネギは根っこの部分は数えて葉の部分は数えません。

 

  • コーンは数えないけど豆は数える

どちらも同じくらいの大きさの粒ですけどね

 

  • 髪の毛は数えないけど麺は数える

どちらも細長いですけどね

ちなみにパスタは数えません。。。

 

  • Samuraiは数えないけどNinjaは数える

もうこれは意味プー

 

など、ややこしいことだらけ。どれも個体なので数えられそうなのに数えない物が結構あります。

 

逆に、え、それ数えるんですか?ってものもあります。

例えば、風邪ひいたっていう時は、

I have a cold

って、いちいちAをつけないといけません。風邪を1つひきましたとかいちいち強調するべきところ?

 

頭痛や腹痛なども

I have a headache とか I have a stomachache と言って数えます。

 

お風呂に入るって言う時も

I take a bathといいます。

温泉に行っていろんなお風呂に入る時は複数形にするのかと思いきや、そうでもないようです。

 

それで同じように、

体重が増えたっていう時

I gained a weight

って言ってみたら、いや体重なんて数えないしってつっこまれました。

 

分からん!!ヽ( ̄д ̄;)ノ

 

多分一生住んでも理解できません。

 

maichon.hatenablog.com

 

 

 

 

 

庭から生えてきた謎の植物

アメリカの家の庭は基本芝生です。今まではアパートに住んでたんですが、新しい家は庭付きで、毎週芝刈りしないといけません。引っ越した当初はテキサスの猛暑で芝生は枯れはててたんですが最近雨が降りまくって芝生が復活。そして芝生と同時に謎の植物が生え始めました。

 

スペードの形の葉っぱの植物。

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旦那さんが興味本位で刈らずにおいてました。私は変な雑草が庭を侵食したら嫌なので、早く刈った方がいいよと説得していたら、

 

旦那「でも綺麗な花が咲いてるよ。」との事。

 

花が咲いてるって事は種が増えるってことじゃないんですか?!余計に恐ろしい。

 

旦那「花の形からして、Morning Gloryだと思うよ。」

 

モーニンググローリー?朝の栄光?どんな神々しい名前の花やねんと思い、ついに重い腰を動かして庭に出て見てみると、

 

朝顔でした!!

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アメリカの朝顔って雑草のごとく勝手に生えてくるもんなんですか?!

 

朝顔、庭、とかググってみたけどよくわかりませんでした (笑) 

でも一日中咲いてるので、もしや昼顔?!と思い、調べてみると、

 

  • 昼顔はピンク色の花を咲かせ、葉っぱは細長い
  • 朝顔はピンク以外にも色が豊富で、色んな形の葉っぱで、ツルに毛が生えている

 

だそうです。うちのはやっぱり朝顔っぽいです。

 

でも朝顔の花って一日花だと思ってたけどうちの子は次の日もずっと同じ花が咲いてます。アメリカの朝顔は不死身なんでしょうか?

 

とりあえずプランターに植えてみました。

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朝顔なんて小学校の夏休みの宿題以来育てた事ないので、どうなるかは謎です。後で背の高いあんどんを買ってこようと思います。

 

私流の本番前の練習方とコンディションの調整方法

こんにちは。アメリカで打楽器やってるまいちょんです。

 

私は結構長い時間をかけて曲を準備する方です。中途半端な状態で本番に挑むとどうしても音を間違えないように弾くことに集中して、曲の本質を表現しきれず、うわべだけの演奏になってしまいます。そういう演奏ってあまり心に響かないし、伝わるものも少ないと思います。というか、語り手が何を話しているのか分かっていない状態では本末転倒。

 

社会人になってからあまり自分の練習時間がとれないので、大体ソロやデュオのリサイタルは半年に一回くらいの割合でスケジュールするようにしています。

 

今月末にも近くの大学でリサイタルをする予定なのですが、同じ週に他に2つの演奏依頼が舞い込んできました。しかも同じ曲を使い回しできないという。まさしく魔の1週間が今月末に迫っています。

 

今回は、私の本番にむけた練習方法と、コンディションの調整方について書いてみます。

 

私の本番までの道のりは、長距離走を走る感覚に似ています。特に打楽器は肉体的な負担が大きいので曲作りと同時に体作りが結構重要です。

自分のコンディションを少しずつ低温で温めて行って、本番にマックスの状態に持っていくように心がけています。

 

私流の練習方法の重要点は

 

  1. やりすぎない
  2. メンタルとフィジカルの練習を切り替える
  3. 一点集中
  4. ノートを活用
  5. ヨガ

の6点です。

 

1. やりすぎない

時間ができたからといってその空き時間ずっとだらだら練習しても効率がいいとは限りません。学生の頃と比べて体力も落ちて、長時間練習すると逆に疲れてしまって次の日に響いたり、腕が痛くなったり、水ぶくれができたりするので、少しでも疲れたと思ったらやめます。練習しすぎて腱鞘炎になって苦労している人達を嫌という程見てきているので、私は自分の腕だけは何としても守ります。

たまに、水ぶくれが破れたことを自慢してくる人がいますが私には全く理解できません。指が痛くて練習に集中できなくなるし、一旦破れてしまうと治るのに時間がかかります。私は水ぶくれができかけたらすぐにテーピングして次の日までに直すようにします。腕の痛みを感じたら次の日は練習を控えて完全に回復するのを待ちます。この繰り返しで少しずつ筋肉をつけて長時間弾いても疲れないように体づくりをします。

 

2. メンタルとフィジカルの練習を切り替える

これはスポーツ心理学の本を読んで参考にしたんですけど、バスケのシュート方法で、

 

手の角度とかゴールまでの距離とか色々考えながらするシュート練習と、ただただ無心でシュートを打ち続ける練習を切り分けると効率的である

 

みたいな事が書いてて、打楽器の練習にも取り入れてみました。

コード進行とか次に来るパッセージとか色々考えながら弾く練習と、ただひたすら体に覚えさせる反復練習を切り分けて練習してます。

 

後は、手が疲れてきたら弾くのをやめて、音源を聞いたり、楽譜を勉強したり、暗譜したり、次の日の練習内容を考えたりと、体を動かさなくても出来る事をして、逆に、頭が疲れている時は何も考えずに反復練習だけにするなど、その時の状況やコンディションで練習方法を切り替えるようにしています。 

 

3. 一点集中

あれもこれもいっぺんにやろうとしても浅い練習になるので、お題を決めて練習するようにしています。例えば、リズムだけに集中とか、音を外さない練習とか、難しいパッセージに絞って練習とか、同じフレーズばかり弾く等など。

それで練習してるとあれもこれもやりたくなるんですが、そこはあえて無視します。 

 

4. ノートを活用

で、あれもこれもやりたくなったことをノートにまとめて、次の日の練習に組み込むようにします。

リサイタルの準備は5、6品を同時進行で料理するようなもので、結構なマルチタスクです。その5、6曲の細かい事まで色々考えながら練習すると脳みその半分は別の事を考えながら練習してるので、あまり集中できません。なので、ノートに色々練習経過を書き留めて、無駄なエネルギーを使わないようにしています。 

 

5. ヨガ

私はずぼらなのでヨガは長く続いたためしはないんですが、本番前になるとストレッチとリラックスと体力づくりのためにスマホのアプリを使って15分から30分くらいヨガをするようにしています。ちゃんとヨガ教室に通って極めるといいんでしょうけど、時間に限りがあるので好きな時にできるアプリはお勧めです。

ヨガ以外にもラジオ体操も結構役立ちます。 

 

6. 猫

 練習して疲れた後に猫と遊んで癒されます。ここ重要!

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とまあ、沢山書きましたが、これは私が色々試行錯誤を繰り返して失敗から学んだ経験などを踏まえてたどり着いた練習法方です。

 

でもこれをちゃんと出来てるかは別の話。。。

 

 

maichon.hatenablog.com

 

 

 

うちの猫 オレちゃん子猫編

子猫の時のオレちゃんはよく一緒に練習してくれました。

 

練習したいんですけど。。。

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いやこれおもちゃじゃないよ

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何が書いてる?

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それ読めないでしょ

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ちょっと嫌な予感

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Nooooooo!!!!

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子猫のオレちゃんでした☆