まいちょんの学びの部屋

アメリカ在住ママ兼打楽器奏者の日々の学びをシェアするブログ

音楽性って何なん

こんにちは。テキサスで打楽器を教えておりますまいちょんです。

 

もうすぐ高校のオールステートオーディション(テキサス州の選抜バンドのオーディション)が迫ってきました。これに選ばれる事は大学の奨学金をもらう対象になったりと、かなり名誉な事なのです。毎年テキサス中の高校生がこのオーディションの為に課題曲を練習します。

 

先日、テキサスの打楽器の教育関係者のFacebookのグループでディスカッションされていたお題が目にとまりました。そのお題とは、

 

オーディションで弾く場合、楽譜に忠実に演奏するべきか、自分なりの表現方法で演奏するべきか。それを生徒にどのように指導するべきか。

 

というものです。この質問はすごい深くて色々な意見があったんですが、ある意見がすごく引っかかりました。というのは、

 

Musicality(音楽性)とはケーキの上のデコレーションのようなものなので、まずはケーキの土台(基礎、音やリズムの正確性)が最優先。

 

というものでした。まあ音読めてない状態でどれだけ感情込めて弾いたところでオーディションに受かりはしないでしょうけどね。それに音楽性云々って主観的な判断なので審査員の好みにもよるし、客観的に審査される所はやっぱり音の正確性だったりするわけで、やっぱりオーディションで受かりやすいのはロボットみたいに弾く子が多いのは事実です。

 

でも、教育の観点で考えると、楽譜通りに演奏するスキルだけ教えるってどうなのかなって思います。そもそも、音楽性がデコレーションっていう考え方ってどうなんって思います。なんかみんなして音楽性音楽性って言うけど、結局誰も音楽性とはなんぞやってきちんと把握してないような気がします。特にケーキのデコレーションっていう考えって、ご飯のふりかけみたいな、あってもなくてもいいような存在?なんかとりあえず時間余ったから強弱つけてみる?みたいな?ここら辺なんかちょっと隙間空いてるから生クリーム塗ってごまかしとく?みたいな?

 

なんかもうその地点でもう絶対いい音楽作れへんやんって思ってしまいます。

 

音楽性とは、ズバリ、

楽譜に書かれている事を深く読み取り、表現する力の事です。

(あるピアノ教室の方から引用しました)

 

あえて言うなら読解力?この作曲家が音を通して何を言わんとしているのかを読み取って、それを上手く表現する練習って、楽譜の読み方とか手の動かし方とかよりもっと重要なんじゃないのかと思うんです。

 

まあ確かにそれは上級レベルなのかもしれませんが、例えば幼稚園のお遊戯会で子どもに劇をさせる時に、話の内容とか教えずに台本だけきっちり読む練習させます?この話の内容は難しすぎるから知らなくていいですって言います?それで、どもったらあかんからって発音練習ばっかりさせます?早口言葉の大会みたいになってしまいますやん(笑)

 

テキサスの高校生はみんなマーチングバンド上がりで基礎はバッチリですけどみんなロボットみたいに演奏するのはそういう教育されてるからに他ならないと思うんです。そこにフォルテって書いてあるから大きな音で叩く。みたいな。何で作曲者がそこにフォルテ記号をつけたのかって事は全然考えない。

マーチングバンドはもともとミリタリーの音楽隊が原型で、軍の統制を取る事が目的だったので、全体の統一感だとか、いかにきっちりハッキリ正確に演奏できるかが重要になってくる訳です。なのでフォルテっていう指示を無視するなんてとんでもないです。でもそれをクラシック音楽に当てはめてるのはお門違いです。バンドディレクターの先生達もマーチングバンド上がりの人ばっかりで、マーチングが音楽の全てだと勘違いされてる方が大量にいて、それを子どもたちに指導してる感も否めない。

 

そもそも今回のマレットの課題曲はヘンデルのバイオリンソナタで、強弱記号とかはマリンバ用にアレンジした人が勝手に付けたものでヘンデルが書いたわけでもないのに、そこに変に固執して必ずしもフォルテで弾かなければならないってわけじゃないです。だからと言って音楽が言わんとする事に相反する強弱で弾くことが個性的って訳でもない。その曲のスタイルに合わせた絶妙なニュアンスで弾くにはやっぱりちゃんと曲を理解する必要があると思います。

ヘンデルが誰かも教えない。この曲がいつの時代に作曲されたかも知らない。それでマーチングバンドと同じ様に機械的に演奏する事って、ロミオとジュリエットの演劇をジーパンとTシャツで現代語で台本棒読みでやるようなもんです(まあ昔ディカプリオが現代版ロミオとジュリエットやってましたけど)。

それで明らかに違和感満載の曲をドヤ顔で演奏されても、ヘンデルさんからしたら、いやそれ自分の意図してる曲と全然ちゃうねんけど!ってなりますやろ。なんかもう明らかに間違った感じのアメリカの日本食レストランで天ぷらうどん注文したらエビフライ入ってたみたいな感覚?それでいて、それをあたかも本場の味みたいに宣伝してるレストランとその料理しか食べたことの無い人がめっちゃ勘違いしてるみたいな憤り?

 

そんな事を考えながら、この間、7年生を教えている時に聞いてみました。

 

ヘンデルって知ってる?

 

「知りません」

 

ちなみに何人やと思う?

 

「スペイン人?」

 

何の楽器弾いてた人やと思う?

 

「マリンバ?」

 

。。。。うーん、なんか逆におもろいなそれ(笑)

音楽教育の難しさを痛感しました。

 

当たり前の事を言ってもいい

こんにちは。アメリカ在住打楽器奏者のまいちょんです。

 

最近はコロナで全然音楽関係のお仕事がありません。オーケストラも今シーズンは全部中止で、録音のお仕事がちょっと入ってくるくらいです。

この間子ども向けの教育系ビデオの撮影に参加して初めてご一緒した打楽器奏者の人がFacebookに自分の演奏動画を週一のペースで投稿されていたんですけど、その内容に結構衝撃を受けました。

 

と言うのも、彼女の動画は普通に携帯とかで撮影した何の編集もされていないもので、3、4分程度の軽い演奏です。その内容も結構簡単なアルプスいちまんじゃくをマリンバで弾いてみた。とか、スネアのエクササイズとか、たまにピアノ弾いたり、歌歌ったり、タップダンスしたりと、まあ誰でもできはしないけど、かと言ってそんな難しくない事をしれっと動画で毎週投稿してました。そして、驚いたことに、その動画に対してチップを要求してました。投げ銭よろしく!って感じで PayPalのリンク貼ってて、しかもそのへぼい動画の再生回数が結構いっててびっくり。

 

そんな稼ぎ方できるんや!って目から鱗でした。

 

何となく私は完璧主義な気質もあり、ブログもそうですが、人様に見てもらうからにはちゃんとしたもん提供しなあかんって思ってしまって、逆に何もできなかったりするんですね。特にそれが専門分野になってくると、当たり前の事をしれって言ったり、誰でもできそうな曲を演奏したりするのが気が引けてしまうんですが、実は私が当たり前と思ってる事って他の人にとったら面白い事なのかもしれないと言うことに気がつきました。

 

灯台下暗し。ミシュランのシェフが普通の卵焼きの動画あげてる感じ?普通の卵焼きでも逆にミシュランシェフの卵焼きの動画やったら見てしまうかもしれない。

 

コロナでみんな食いっぱぐれないように色々模索していく中、誰もやった事ない事で成功しなければって思ったり、すごい偉業を達成しなければってプレッシャーになったりしてたけど、ものは考えようで今できる事を普通にシェアするだけでもいいんだと言う事を学びました。

 

と言う事で、投げ銭よろしく(笑)

 

youtu.be

 

www.paypal.me

 

 って言うのは冗談です(リンク貼ってるけど。。。)

でも聞いてもらえて、感想とか貰えると喜びます。

 

 

 

 

 

 

 

上流階級の食事事情

こんにちは。アメリカ在住のまいちょんです。今回のお題はアメリカの上流階級のお食事事情について。上流階級のお食事はテーブルマナーが厳しかったり、食べながらしゃべらないとか、カチャカチャ音を立てないとか、そういうルールは知ってたんですけど、実際アメリカに来て、特に旦那のリッチな白人家族とお食事を共にして色々学んだことをシェアしたいと思います。

 

あるあるその1.食べ物の匂いを気にする

先日、旦那の両親がやってきました。私が息子の離乳食にブロッコリーを使っているのを見てお義母さんが言った一言。

 

「ブロッコリーって臭いから生ではめったに買わないわ。いつも冷凍ばっかりよ」

 

旦那もそうだよねーって会話してて、ちょっとっていうか、かなり衝撃をうけました。

 

ブロッコリーって臭かったんですね(笑)

 

そして、冷凍食品を買う理由が、手間が省けるとか、長く保存できるとかじゃなくて、臭くないからっていう。。。匂いとか気にした事なかった。。。

 

この臭い事情、日本にいた時は全然気にしなかったんですけど、アメリカに来て、特にリッチな家庭の白人と接するようになって初めて学んだコンセプトなんです。上流階級の人たちは特に体臭とか口臭を気にするあまり、臭い食べ物を避ける傾向があるんですね。オニオンブレスとかガーリックブレスとか言って嫌われます。私はそんなことなどつゆ知らず、結婚前、初めて旦那の両親の豪邸におよばれした時に餃子をふるまって豪邸を何とも庶民的な匂いで充満させてしまったという失態をした事があります。

 

でもね、ネギとかニンニクとかなら分からなくもないけど、ブロッコリーって(笑)他にも大根とかアスパラガスも臭いらしいです。ダシで煮物とか作っても旦那に「すごい魚の匂いがする」っていちいちリアクションされます。旦那は何でも食べてくれるので、特に魚の匂いが嫌いとかいうわけではないんですけど、このいちいちリアクションされるのにびっくりします。

日本に住んでいた時は、部活帰りに通り過ぎた家から魚の焼いた匂いとかしたら美味しそうだなーって思ってお腹がすいて晩御飯が楽しみになったもんですよ。

でもアメリカに来て外でサンマ焼いたら近所の人に切れられました。臭いから二度とすんなって怒られました。美味しいのに。。。

 

まあそんなこんなで、旦那の家では料理するときは、乾燥物か冷凍物か調味料ですべてを賄ってはります。オニオンパウダーとか、ガーリックパウダーとかで風味付け。ネギとかも飾り付け程度に乾燥したやつをパラパラってかけてます。パセリじゃないねんからってつっこみたくなるけど。しかも旦那の両親は生のニンニクを使ったことが今までなかったらしく、私が餃子作るために買ってきてあまったやつを使おうとして、レシピを見ながら、2人してガーリック1かけってこれ全部の事かな?って議論してました。いやいやそんなん全部使ったらえらいことなりまっせ!ってあわてて止めました。

 

その2.食事の仕方を気にする

旦那のリッチな叔母さんの衝撃的な発言。

 

「この間食事でおよばれした家庭が熱いうちに食べた方がいいからって、みんなでよってたかってターキーの丸焼きをつついてたのよ。野蛮だわ」

 

野蛮だわ。

 

野蛮。。。

 

野蛮って何なん(笑)

 

上流階級のお食事は、みんなでテーブルについてお祈りしてからナイフとフォークで静かにいただくんですが、これもまた私は昔餃子に懲りずにお好み焼きを旦那家でふるまって、みんなでナイフとフォークで冷めたお好み焼きを食べた時、くそまっずって思った事があります(笑)

 

なんか逆に変なマナーとかに縛られて美味しい食べ物を食べられずに人生終えるくらいなら私は一生庶民でいいですって思います。ファンシーなレストランで高額な料理を食べるより、普通の居酒屋とか食堂で食べるご飯の方がおいしいと思ってしまう。

 

その3.残すのはオッケー

で、一番納得できないのは、上流階級のお食事では食べ物を残す事は全然オッケーなんです。私は「お残しは許しませんで!」ってしつけられて育ってきたので、食べ物を残す事は行儀が悪いと感じてしまいます。特によその家でご飯をよばれた時は嫌いな物でも食べないと失礼だと思っていたので、こちらではその概念が全く無いことにびっくりしました。

 

旦那の妹とかがお代わりして全部食べ切れずに残してたりするのを見たら、食べれる分だけとればいいのに。。。とか、あと少しやねんから食べてしまえばいいのに。。。って思ってしまいます。貧乏人の性なんでしょうかね。でももったいない!捨てられるくらいなら私が変わりに食べたくなります。

 

あと、「食べたくなければ食べなくていいわよ」っていうお言葉をよく聞くんですけど、それを聞く度に無性にムカってきます。いやそういう問題じゃないからみたいな。

無駄に殺された動物が可愛そう。とか世界中に飢えてる子ども達がいてるとか言われて育ってきた私にとって、食べたくなければ食べなくていいっていう概念は少し自己中心的に感じてしまいます。

 

旦那に、何でみんな微妙に残すん?って聞いたら、「それはもうこれ以上食べられませんっていうサインなんだよ」って言われました。こちらではお皿を空にするのは美味しかったっていう意味合いよりも、料理が足りないっていう意味になるらしいですね。

確かに、レストランとかでもったいないからって飲み物を一生懸命空にすると、サーバーの人にどんどんつがれて困ったことがよくあります。

 

何て贅沢な!

 

色々とややこしい食事事情。私はきっと一生馴染めなさそうです。

アメリカ無痛分娩体験談

こんにちは。2020年の2月に第一子をアメリカで出産しましたまいちょんです。出産から半年以上たち、育児に少しだけ余裕ができてきたので、忘れない内に出産体験を書き留めたいと思います。ちょうどコロナがアメリカに上陸する前に出産できたので、立ち合い出産も家族の面会もギリギリセーフでした。ほんとにそれだけはラッキー。

 

 

無痛分娩について

私は36歳で第一子出産ということで、一応高齢出産の枠に入るという事もあり、普通の総合病院で無痛分娩出産を選択しました。無痛分娩はアメリカでは結構な割合でみんなしているイメージで、実際病院主催の両親向けのクラスに参加していた妊婦さん全員が無痛分娩希望でした。かくいう私は、別に自然分娩に強いこだわりを持っていたわけでもなく、安全なら何でもいいわという軽いノリでした。まあ強いて言うなら安い方がいいなーくらい(笑)幸いな事に保険が全部払ってくれるらしいので、それならわざわざ痛い思いせずとも無痛でいいんちゃう?と思いました。

 

ただ、何となく罪悪感が。。。まあ不必要といえば不必要です。出産の痛みとか経験していない内から自然では産めませんって弱音を吐いているような気分にもなります。麻酔科の専門医が施術するとはいえ、事故が起こる可能性もあります。一応自分なりに調べてみました。

 

無痛分娩によるネガティブ効果としては、

  • 下半身麻痺でいきみ方が分からずお産に時間がかかる事がある
  • その結果吸引分娩や鉗子分娩になったりして赤ちゃんに負担がかかることも
  • 麻酔で赤ちゃんが眠くなり、産まれた後の授乳が上手くいかない事がある

ポジティブな事といえば、

  • 痛みが和らぐ事で無駄な力がぬけて体力が温存できる
  • リラックス出来る事でお産がスムーズになる人もいる
  • 体力消耗しないので産後の回復が早くなる
  • もし何かあった場合、緊急帝王切開への切り替えが早くなる

 

という感じでした。私の母親は無痛分娩に対してあまり乗り気ではない感じでした。楽して産むと赤ちゃんに対する愛着がわきずらいし、鉗子分娩になったら障害が残ることもある。というような事を心配してました。でも、愛着云々に関しては、6割以上のアメリカ人が無痛分娩をしている割にみんな子どもを溺愛してるし、痛みに耐えるのが美徳みたいな風には思えませんでした。そしてアメリカは日本みたいに産後一週間ほど入院できて助産師さんに色々助けてもらえる訳でもなく、産んだその瞬間から母子同室で、次の日には退院させられるというスパルタです。もし出産だけがゴールなら痛みに耐える事も全力で挑めるけど、出産が長いマラソンのスタート地点ととらえるなら、それまで体力を温存できるに越したことはないと思いました。ただ、不必要にずっと最初から痛み止めを打つのは違うなーと思ったので、我慢できる範囲はがまんして、和痛するくらいの量でいこうと思っていました。

 

 出産前

いくら無痛でいくと決めたといえ、初めての出産は緊張です。妊娠後期はネットの検索魔と化しました(笑)色んな人の出産経験談のブログとかを読みまくり、毎日のように出産vlogやら助産師ユーチューバーさんの動画を見て過ごす日々。毎晩のように出産シーンの動画を見てはもらい泣き。お産に役立ついきみ方とか勉強してはトイレで練習(笑)

 

そのいきみ方というのは、

目を閉じずに、口を開けて半笑いの状態でム~~~~~~と言いながらゆっくり下っ腹にむけて腹圧をかける。というもの。

 

怪しすぎる。

 

いきむのもきばるのも一緒やろと、毎回うんちの時にトイレにこもってム~~~~っと唸る私に旦那もドン引き。どうも顔に力が入ると目の周りの毛細血管がぶちぶち切れてお岩さんみたいになる人がいるらしく、この方法だとうまい感じに力が抜けるらしいです。ほんまかいな。あとは息をとめていきむと赤ちゃんに酸素がいかないので常に呼吸を続けながらいきんだ方がいいらしいんです。でも息を吐きながらきばるのって結構むずい(笑)

 

病院主催の両親学級にも参加して、旦那にマッサージや腰をさすってもらう練習をしたり、ラマーズ式の呼吸法を習ったり、ありとあらゆる準備を整えました。

 

36週くらいから赤ちゃんが下に下がってくる感覚が分かりますみたいな話を聞き、前区陣痛が始まる人もいるらしく、緊張して日々を過ごすも、全く何の兆候もありません。たまに車に乗っている時にお腹が張る事があるくらいで、特に何も変わりなく日々がすぎさりました。

 

37週検診の触診では子宮口はかっちり閉じていました。エコーで見た感じ思ったより赤ちゃんが大きめで(推定3800gと言われた。。。)、頭も10センチ近くあることが判明しました。子宮口全開で10センチなんじゃ。。。こんなん頭つっかえるやん。私も旦那も小さめなのでてっきり子どもも小さいに違いないと思いこんで食事制限せずにホリデーフード食べまくったのがあかんかったのか。

 

私の頭によぎるのは鼻からスイカ。。。鼻からスイカ。。。

 

これ以上時間がたってさらにデカくなるのはマジ勘弁。ということで、そこからというもの、散歩、風呂そうじ、床磨き、ヨガ、ピラティス、スクワットをアホみたいにやりまくり、いつでも出てきてオッケーでっせ!とお腹の息子にメッセージを送り続けるも、全く産まれそうな兆候はありませんでした。38週の検診では触診したいか聞かれたけど何の兆候もなかったのでしてもらいませんでした。予定日の二日前に計画分娩が決まっていたので、きっとそれまで産まれることは無いんだろうなと思っていました。

 

出産当日

38週3日目の日曜の夜、その日はいつもより長時間ヨガとスクワットをしてちょっと疲れ気味でした。餃子の皮が余っていたので月曜に春巻きを作って産後に食べれるように冷凍しといたらいいってな事を旦那としゃべって、次の日仕事なのでさっさとベッドに入りました(出産ぎりぎりまで働いてました)。

 

うとうとしかかったころ、ちょろっと尿漏れみたいな感覚で目が覚めました。その時は寝ぼけていて特に深く考えもせずまた寝ようとした所、またちょろ。。。うーん、何かよく分からんのでとりあえずトイレに行ってみようと思って立ち上がった瞬間、

 

 

どばーっっっ!!って破水しました。

 

 

工エエェェ Σ”(⚙♊⚙ノ)ノ ェェエエ工‼

 

とりあえずトイレに座ってみるも、どんどん羊水が出てくるので動けず。慌てて旦那を起こして、用意してあった入院用の荷物を持って病院に向かいました。実家の母が用意してくれていた産褥パッドが大助かりしました。産後より使えた。まじでありがとう産褥パッド。

 

診察室にて

 夜中の2時半ごろに病院に着いて、診察室に通されました。しかし何がいらんて、破水して羊水ダダ洩れで診察台に登らされる事。病院用のガウン一枚をひらっと羽織ったただけで後はすっぽんぽんです。せめて何かオムツみたいな物でもあったらよかったのにあるのはタオルとペット用のパッドみたいなやつのみ。おしりは濡れて気持ち悪いし。まじかよ。。。(結局その後実際産むまでおしりぬれ状態ですごしました)

 

当直の女医さんが来て診察してくれました。「本物の破水かどうか羊水検査しまーす。ていうかこんなんどう見ても破水やけどねー。うふふふー」と一人つっこみして笑ってはりました。触診してもらった所、子宮口は2cm開いているらしく、モニターには陣痛の波が。この陣痛来てるの感じる?って聞かれるも。

 

いえ全く感じません(笑)

 

全区陣痛とかも全く分からず、お産が近い兆候とかも全然分からなかったけど、実はもう陣痛は始まっていたらしいです。陣痛って「痛」っていう漢字が入ってるからてっきり痛いもんだと思ってました。確かに英語ではcontraction(子宮収縮)と言うので、それがお腹の張りを意味してるのか、陣痛なのかがよく分かってませんでした。

 

 

女医:今からもうエピデュラル(無痛の薬)やっちゃう?

 

いや、全然痛くもかゆくもないんですけど。。。

 

女医:あらそう?じゃあやりたくなったら教えてね~

 

いつ頃やるのがいいとかあります?

 

女医:いつでもいいわよ~

 

早めに始めるとお産が長引くって聞いたんですけど

 

女医:あなた破水してるから多分陣痛促進剤使うので関係ないわよ。おほほほ~。

 

まじか。。。。

感染のリスクがあるので破水してから24時間以内に産む方がいいのは知ってたけど、一応自然に産まれるの待ったりとかもなさげなんですね。

 

でもまあとりあえず、陣痛の痛みをちょっとだけでも経験してみたかったので、しばらく待つことにしました。

 

分娩室にて

じゃあ分娩室に移動しまーす。って言われて起き上がろうとしたら、

 

このままベッドごと移動するので大丈夫よ~

 

と、結構なサイズのベッドごと男の人二人に押されて病院内を大移動。ドアとかも二重扉が自動で空いたりして、すげー。楽しいー。

 

この病院は陣痛室と分娩室が同じ部屋で、通された部屋には、すでに赤ちゃんを診察する用のテーブルとかがあって、少し現実味をおびてきました。

左手に点滴、右手は血圧測るやつ、お腹はモニターに繋がれ、ぐるぐる巻き状態。何分かおきごとに自動で血圧が測られます。モニターでは陣痛の波も見えます。

 

午前4時ごろ、担当のナースがやってきて、

 

主治医のドクターからしばらくしたらピトシン(陣痛誘発剤)を使うように指示が出たからねー。でも少しずつ量を増やすから心配しないで大丈夫よー。でもエピやりたかったら教えてねー。

 

と言われ、その地点でも全く痛みが無かったので、まだ大丈夫と断りましました。この地点で子宮口は4センチくらいに開いていました。

 

その後、ナースさんは何回も何回ものぞきに来て、もう痛み来た?エピやる?あなた強いわね。じゃあもうちょっと薬足しまーす。っていう事を繰り返す事3回くらい。

 

午前7時ごろ、私のドクター登場。触診の結果まだ4センチ止まりでした。そろそろお腹がすいてきたので、何か食べたいって言ったら、緊急帝王切開に備えて飲み物しかとったらダメと言われました。家出るときに持ってきたみかんを車内で食べなかった事をめっちゃ後悔しました。

 

飲めるもののオプションは、

リンゴジュース、オレンジジュース、クランベリージュース、だし汁(チキン、ビーフ、ベジタブル)のみ。

 

寂しい。。。チキンのだし汁をしょぼしょぼいただきましたが、全然腹の足しになりませんでした。旦那の分は病院のカフェテリアから注文できるらしく、朝ごはんちゃっかり注文してるし。ずるい。

 

ここら辺から少しずつ薬が効いて陣痛の痛みが強くなってきました。生理痛みたいな痛みって聞いてたけど、どっちかというと内蔵全体がぐおーって締め付けられるような感じ。これぞまさしく子宮収縮。結構短い間隔で来はじめました。しばらく耐えてたけど、ちょっとこれはしんどいので、次ナースが来るまでがまんしてその時エピデュラルをお願いしようと思いました。

 

そしたら、今までしつこいくらい来ては痛みの確認をしていたナースが全く来てくれない(涙)ナースコールをするのは何となくためらわれる。。。旦那に腰でもさすってもらおうかと思ったら、めっちゃ寝てる(笑)確かに夜中に破水してから旦那も徹夜だったので起こしたらかわいそうと思い、そっとしておきました。私もちょっと寝たいと思い、寝ようとするも、ウトウトすると陣痛がやってきて寝れない。一人でフーフーといきみのがしをして耐えました。

 

10時半ごろようやくナースが様子を見に来てくれました。結構痛い事を伝えると、やっとこの時が来たかのようにめっちゃ嬉しそうに麻酔の先生を呼びに行ってくれました。旦那が慌てて飛び起きて寝ぼけてたのが面白かったです。

 

エピデュラルの事

その日は帝王切開が入っていなかったらしく、麻酔の先生もすぐ来てくれました。なんか結構タラシっぽいダンディーなおじさん?で、声が低くてイケメンでした。

ベッドの横に座った旦那と向かい合って手を取り合って背中を丸めるように指示されました。何となくこっぱずかしくて変な感じでした。しかもつないだ手がめっちゃ冷たくて旦那が緊張してるのが伝わってきました(笑)かくいう私は陣痛が痛くて、その痛みに集中しているあまり、後ろで麻酔の先生が私の背中に針をぶっさしている事にすら気づきませんでした。。。なんかヒヤッとするものをぬられた感触はあったけど、後は全然痛くもかゆくもありませんでした。エピをしたらトイレに行けないらしく、導尿のカテーテルもつけられました。

 

麻酔が均等に効くようにたまに態勢変えてねー。と言って先生とナースは去っていきました。その後、しばらくは陣痛の痛みは続いてたけど、徐々に痛みは引いていって、感覚だけが残りました。陣痛のモニターの波に合わせてお腹が収縮する感覚は分かるものの、下半身はしびれてて痛みはほぼ感じませんでした。ただ足が重くて自分で持ち上げられず、態勢変えるのが一苦労でした。

 

陣痛の痛みも和らいできたので、少し仮眠をとりました。前日の夜から寝れてなかったので、この時少し休む事ができたのは本当に助かりました。

 

12時ごろ、母と義父がミズーリ州から病院に到着しました。私が夜中の2時に破水した時に連絡したら、速攻荷物まとめて夜中十運転してテキサスまでかけつけてくれました。出産前にぎりぎり間に合いました。母は私が陣痛で苦しんでいるのを少しでも助けてあげたいと思っていたらしいんですが、エピでケロッとしてる私を見て拍子抜けしてました。

 

分娩開始

30分くらい家族と談笑していたら、ナースが内診しに来ました。

わーすごい出血ー☆ と嬉しそうにしているナース。出血に喜ぶなんて変な話だけど、これはお産が近いっていう印なのよー。さっそくドクターよんでくるわー!と言って出ていきました。

 

全然痛みの感覚が無かったので、出血していたことにびっくりして、その後全然実感ないままもう分娩 が始まるらしいことにも心の準備ができていなくて戸惑いました。ドクターがやってきて、家族は待合室に追い出されました。

 

あれよあれよという間にモニターの陣痛の波にあわせていきみ開始。

私はてっきり分娩台に足を括り付けられてM字開脚で産むもんだと思っていたら、指示されたのは、自分で両膝を持ち上げてお腹を覗き込むように背中を丸めていきみなさいとの事。

 

しかし。。。

 

足が重い

 

麻酔で足に全く力が入らず自分で足があげられず、何とか手で膝をもちあげようとするものの、重すぎてしんどい。。。しばらくがんばったものの途中からつかれてきて、最終的には右足はナース、左足は旦那に担がれる羽目に。。。

 下半身麻痺で全然力が入らないですって言ったら、ドクターに、「まあでも痛いよりはましよね」と言われて変に納得しました。

 

無痛とはいえ、陣痛の子宮収縮でお腹がすごい圧力で締め付けられる感覚は普通に感じるので、いつ陣痛が来ているのかはよく分かりました。でも下半身に力が入らないので、本当にちゃんといきめているのかは謎でした。

そして、ふと、がんばって練習していたお産に役立ついきみ方が頭によぎりました。

 

目を閉じずに、口を開けて半笑いの状態でム~~~~~~と言いながらゆっくり下っ腹にむけて腹圧をかける。。。。。。。。。

 

。。。。。。。。

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

あかん!恥ずかしすぎてムリ!

 

出産中は無我夢中で我を忘れるって聞いてたけど、麻酔のお陰でかなり冷静で、ドクターとナースと旦那に取り囲まれている状態でそんなアホみたいな事さすがにできない。結局普通に静かにいきみました。

 

ドクターとナースが、「メイ!その調子!がんばって!プッシュプッシュ!」と声掛けをしてくれていた時、今まで一言も発していなかった旦那がぼそっと一言、

 

「彼女の名前はマイです。」

 

今までずっと間違って名前を呼ばれていたんですが、これはアメリカでよくある事だったので訂正する気もおこらず普通にスルーしていたのに、まさかこのタイミングでのカミングアウト(笑)

 「オーマイゴッド何でもっと早く教えてくれなかったの!」って言いつつ、ドクターの中で私の名前はメイになっていて、その後もずっと私の名前はメイのままでした。

 

しばらくいきみ続ける事30分。赤ちゃんの頭が見えてきたらしく、ナースが鏡で見せてくれました。触ってみる?って言われて、恐る恐る触ってみたら、想像してたより暖かくてふにゃふにゃしててびっくりしました。ちょっと感動的。

しかし、自分の股をまじまじ見せられるのもかなり微妙。ドクター曰く、股から血が出てくると上手くいきめてるサインらしいです。どんだけグロいねん。。。

 

しばらく鏡をみながらいきんでいたら、ドクターの邪魔になったのか普通にさっさとのけられました。ドクターが着替えに出て行って、コロナのPPEみたいな恰好で戻ってきました。フェイスシールドと防護服の出で立ちで、ちょっと大げさ。

もう産まれるから準備してってなった瞬間、さらに小児科医やほかのナースが3人ほどぞろぞろ部屋に入ってきて色々準備し始めました。小児科のドクターと微妙に目があって気まずかったのを覚えています。

 

息子誕生

いきみ開始してから1時間くらいたって、最後は大量のナースやドクターに見守られながら、ついに1時23分に息子が誕生しました!!

おギャーって泣いた声を聞いた時にすごい安心したのを覚えています。そのまま胸にぽんっておかれて、触ってみたらこれもまたふにゃふにゃでした。

でもしばらく全然産まれた実感がなくて、夢の中にいてるような感覚でした。出産前は人のお産シーンを見ては感動してたのに、いざ自分が産んでみたら案外普通でした(笑)意外と冷静で、でも現実味が全くなく、これは本当に自分の子なんだろうか?とぼーっとしている間に、旦那がドクターに呼ばれてへその緒カットしてました。

 

しばらくたって、ようやく胸の上でぐーすか寝てる息子をまじまじ見てみてびっくり!

 

めっちゃ毛深いんですけど!Σ(゚Д゚)

 

猿みたいに黒い毛がびっしり体中に生えてました!ドクター曰く、それは胎毛と言って赤ちゃんの皮膚を羊水から守るために生えてる毛なので、そのうち取れますとの事。

 

そしたら今度は旦那が、

アザだらけなんですけど!

ってびびってて、何かと思えば蒙古斑でした(笑)アジア人にはよくあるけど、白人には珍しいらしいです。息子は左手の甲にも青いシミみたいなのがあって、私のドクターもケガしたのかなーって言ってましたが、小児科のドクター曰く、それも蒙古斑の一部らしいです。

 

その後息子は新生児用のベッドに移動されて、色々チェックされました。3472グラム、51センチで、血液型は私と同じO型でした。推定体重が3800だったので思ったより小さめでびっくりしました。

その間ドクターはせっせと私の胎盤を取り出して傷の縫合をしてはりました。会陰切開とかもしなかったけど、結構チクチク縫われてるので、おそるおそる、

 

「あの、結構裂けたんでしょうか?」って聞いたら、しばらく無言になって、一生懸命言葉を選びながら、

 

「まあ他のお母さん達にくらべたらましな方よ」

 

って絶対うそやし(笑)

麻酔が切れた後の痛みがおそろしくなりました。

 

息子の処置が終わってベビーベッドに寝かされたので、旦那に息子の写真を撮ってもらいました。胸に乗せられていた時は頭が外を向いていたのでちゃんと顔が見れてなかったのです。9か月妊娠期間を共にした仲とはいえ、どんな顔をしているのかはさっぱり想像もつかずオンラインデートをしているような感覚でした。私の子どもなので金髪青目は無理なのは分かっていましたが、旦那似のかわいいハーフの赤ちゃんを創造しながら、写真を見ると、

 

めっちゃ私似(T▽T)

 

っていうか私の父親そっくり。どんだけ遺伝子強いねん。しばらくショックで立ち直れず(笑)唯一の救いはまつ毛だけは旦那に似て長い事。後は全部私。その後抱っこしても自分の父親の顔を見てるようで微妙でした(笑)

(まあそんな事も後の祭りで、しばらくすると親バカ全開でめっちゃ可愛く思えました)

 

そんなこんなで母子共に産後の手当てが済んで、ドクターから両親の面会許可がおりました。母と義父に誰も産まれた事を伝えてくれていなかったらしく、お産が長引いて吸引分娩や帝王切開になるんじゃないかとひやひやしながら待っていたらしいです。特に母は無痛分娩のリスクを心配していたので気が気でなかったようです。ごめんよお母さん。

 

最後に

結局予定していた春巻きは作れないまま餃子の皮だけ冷凍庫に放置され、やっと春巻きを作れる余裕ができたのは出産後数か月以上たってからでした。

 

無痛分娩は思った以上に楽でした。ソロリサイタルする方が何倍も大変。ただ、楽なので達成感はあまり得られず、実際産んでからも本当に自分の子どもなのか実感できるのに時間がかかりました。明らかに私の顔してるから誰が見ても私の子なんですけどね(笑)でもアメリカは産後がかなりスパルタなので、無痛じゃなかったら大変だったと思います。産後のスパルタについてはまた後程くわしく書きたいと思います。

 

そして、肝心のお値段。あの一瞬来て10分くらい処置をして去って行ったちょっとタラシっぽいイケメンのダンディ麻酔科が後になって請求してきた金額は3000ドル。私の産婦人科のドクターの請求量は4000ドルくらいで、明らかに仕事量が全然違うんですけど。てか、アメリカの医療費高すぎ。保険が払ってくれたから良かったけど。

 

スクワットしまくって破水した感があるのでちょっと息子に申し訳ないけど、母子共健康で何事もなく無事に出産出来てよかったです。

 

 

 

 

聞く耳もたないアメリカ人

こんにちは。アメリカ在住まいちょんです。アメリカではコロナの死者数が20万人を超え、ついにはトランプさんまで感染し、政権の人が次々と感染していく中、びっくりする意見を耳にしました。

 

共和党のメンバーばかり感染するのは、民主党の左翼がコロナを仕組んだせいである。

 

(°д°)はい?

 

この期に及んでまだコロナを政治利用するアメリカ人。意味わからん。民主党の人が感染しないのはマスクしてるからちゃいますか。。。てか、マスクする人=民主党支持者みたいになってる事も意味わからん。

 

アメリカ人のマスクする事に対する抵抗感半端ないです。ていうか、そこから始めなきゃいけないんですか。人に意見されるのをかなり嫌うアメリカ人。銃規制と同じようにマスクでもめるアメリカ人。自由の国の人達を統制するのは大変です。アメリカだけコロナが収束しないのはこの意味わからん変なプライドのせいだと思います。

 

別に自分の意見をしっかり持つことは悪いことじゃないし、権威に逆らうことを厭わない精神っていうのは独裁を防ぐ事にもなるのである程度は必要だとは思うんですけど、このコロナの抑制に至ってはこのアメリカンスピリットがことごとく邪魔してる気がします。

 

色んな意見があっていいし、人の意見を鵜呑みにするのも違います。でも自分の意見に凝り固まって意固地になるのはどうかと思います。こういう人たちは結局何が起こっても自分に都合のいいように解釈して、全部相手のせいにして自分は正しいと信じ込んでいて、もうナルシストにもほどがある。

 

特に私の住んでいるテキサスはかなり保守的な州で、結構やばい意見を耳にします。私の住宅の地域のFacebookグループの会話では、ハロウィンの開催について揉めていました。

なんでも、CDC(疾病予防管理センター)のガイドラインで、トリックオアトリートは対面を避けて、家の前にきちんと消毒したお菓子入りのバッグを置くように提案されたらしいんですが、それに対する批判がすごいのなんの。まあ色んな意見があります。

 

  • コロナは存在しない
  • コロナは風邪のようなもの
  • コロナはいつかは全員感染するので避けては通れない
  • CDCはデマばかり流すので信用できない
  • 政府は子ども達の楽しみをいつまで奪えば気が済むんだ
  • 学校には行けるのにハロウィンは禁止とはどういう事だ

 

学校とハロウィンでは重要度が全然違うのでは。。。別にハロウィン禁止にしてるわけじゃないし、それくらい譲歩しようよと思うんですが、ハロウィン大好きアメリカ人。子どもよりも大人がやりたそうな感じ。そして、極めつけの意見。

 

  • 別にCDCに私たちを拘束される筋合いはないので私はやります。エブリバディーイズウェルカム

この意見にものすごい数のイイねやハートがついてました。結局やりたい人はやるらしい。

 

他にも、学校内でのマスクの使用にも揉めていて、あるお母さんは、自分の子ども(5歳)にマスクを強制されるのが耐えがたいので学校を退学させたいけど、自分は忙しくてホームスクールできないから託児所に預けるっていう意見がありました。

 

コロナが怖いから対面授業ではなくオンラインの授業を選択するならまだしも、マスクを理由に退学させようとしている事にびっくりしました。しかもそのお母さんは本当にマスクをする事は危険だと信じ込んでおり、他の人がどれだけマスクの影響について科学的な根拠を示そうが、全く聞く耳もたず。

マスクが体に及ぼす害より、学校で子どもが受けられる教育や、友達作りや、自己管理力をつける機会を失う方のリスクの方がよっぽど大きいと思うんですけど。

まあそれも個人主義のアメリカ。でもちょっと子どもがかわいそう。

 

かと言えば、マスク賛成派もちょっと使い方間違ってる人もいます。私の旦那の両親はマスクさえしてれば不死身だと思っているのか、平気で外食とか旅行とか買い物とかしまくってます。それわざわざショップで買わなくてもアマゾンで買えばいいのにとか思うけど、私が何か言うと、マスクするから大丈夫って言われて終わります。なんかちょっと違う。

そして、一番疑問に思うのは、ホテルの廊下とかではマスクするのに、人としゃべる時はマスクはずす事(笑)それ全く意味ない。。。何回もつけたり外したりしてベタベタマスク触りまくるし。同じマスクずっと使いまわしてるし。でも何回か注意してみたけど、全然聞く耳持たず。私に対しては配慮してくれるけど、本人達は気にしてないので好きにしてはります。

 

聞く耳持たないアメリカ人。コロナ収束までかなり時間がかかりそうです。

アメリカ人は歯磨きの後、口をゆすがないらしい

こんにちは。アメリカ在住まいちょんです。今日、アメリカ人の旦那さんと結婚して5年目にして衝撃的な事実が発覚しました事をご報告したいと思います。

 

息子を旦那にお風呂に入れてもらうため洗面所に連れて行った時、見てしまったのです。

 

旦那が歯磨きの後にペッてしてそのまま口をゆすがなかった所を!!

 

 私は、小さいころからお母さんといっしょを見て育ち、仕上げはおかーさーん、からのぐちゅぐちゅぺーで歯磨きは終了するとの認識を持って育ち、今まで歯磨きの後に口をゆすがない事は人生で一回もありませんでした。さすがにちょっとドン引きしました。

 

え、口ゆすがんの?(°д°)

 

旦那:え、ゆすいだらあかんで

 

( °o°)はい?

 

旦那:ゆすいだらフッ化物が取れるから虫歯予防にならへんで

 

フッ化物?

 

 

という事で調べてみたら、どうやら歯磨き粉に含まれるフッ化物が歯をコーティングして虫歯を予防してくれるらしいんです。アメリカのサイトでは、どこもかしこも歯磨きの後に口をゆすいではいけませんって書いてあります!

 

何てこと!(°д°)

 

でも日本のサイトでは、ゆすぎすぎに気をつけて、一回くらいですませましょうってなってました。

 

この歯磨きした後ゆすがないっていうのは、2019年にためしてガッテンでも特集されたらしいですが(テレビ見ないので知りませんでした)抗議が出まくったようですね。ていうか、普通に考えて、歯磨きって汚れを取るためにしてるんであって歯をコーティングする事が最大目的ちゃいますよね。ゆすいだ後にマウスウォッシュしたらいいんちゃいます?って思うんですけど。歯磨き粉っていくら口の中で使用するものだとしても、研磨剤とか色々体に悪いものも入ってるんじゃないんかしら。しかもアメリカの歯磨き粉は日本のに比べて漂白作用が強かったり、フッ化物も多めに入ってて、実際私も最初に使ったときは口の中がひりひりして使い心地が悪く、しばらく日本から歯磨き粉送ってもらってた事もあります。今は慣れたけど、それでも口をゆすがずに放置プレーとかムリムリムリ。

 

さらに言うなら、マウスウォッシュも私は水で薄めて使ってたんですけど、どうやらそれも間違いらしく、そのまま原液でゆすがないといけないそうで。昨日試しに原液使ってみたら口が溶けそうになりました(笑)

 

今日の学び。アメリカ人はお風呂で体洗った後に体を流さないだけならず、歯磨き後もゆすがないらしい。

 

 

maichon.hatenablog.com

 

一年ブログ放置して舞い戻ってきました

こんにちは。アメリカで打楽器やってるまいちょんです。去年の夏からブログを放置して一年以上経過してしまいました。。。がぼーん。いやーほんま長いこと放置プレー。この一年間で、近況や考え方も大分変わりました。

 

まず、放置に至った理由。

 

子どもができて一児の母になりました。2020年2月に元気な男の子を出産しました。その後育児に追われてブログどころではなくなりました。暇さえあれば寝たい

(笑)

 

そして、コロナの影響で音楽活動ほぼ皆無になりました。家計がやばい。何となくそのうち元にもどるでしょうとたかをくくってましたけど、予想以上に大打撃です。アメリカはコロナで大混乱中。もうトランプさんほんま頼んますよ!

音楽活動をメインに書いていたブログだったので、書く事も無くなりました。

 

そして、放置をし続けるうちに戻って来づらくなってしまい、ブログを開けるのが恐ろしくなりました。何となく腐った鍋の蓋を開けるような気分とでもいいましょうか?中身はどんな恐ろしい状態になっているのか、もう怖すぎて開けられない(笑)

 

まあそんなこんなで自分のブログのアクセス数とか見るのめっちゃ怖かったんですけど、開けてみたら思ったほど臭くなかったというか、こんなに放置してたのに毎日誰かに見ていただけている事にびっくりしました。本当にありがたい限りです。

 

後はまあ何となく一年間ブログを書いてきて、二年目に突入した時、ああまた同じサイクルが繰り返されるのかなと思った瞬間、何となくブログを書くことが作業的に感じてしまっていたというのも大きかったかな?新しい事にチャレンジする時のようなフレッシュな気持ちがなくなり、義務的に何か書かなきゃみたいな気持ちで書くのは何か違うなーと思っていて、ふとした瞬間立ち止まってしまいました。その後変に引け目を感じたりしてたのかもしれません。

 

ブログだけじゃなく、出産を機に家に引きこもって、丁度コロナの事もあり仕事も激減して、練習とかも全くしなくなりました(笑)今までつなぎ留めていたものを一気に手放してすべてがどうでもよく感じたり。まあそれはそれで子どもと向き合う時間が作れてよかったんですが。

 

でも出産から半年以上たって、たまたま息子がぐっすり寝てくれて時間ができたので久しぶりにマリンバの練習をしてみました。

 

 

そしたら全く集中できず(笑)

 

 

色んな事が頭をよぎりました。手は勝手に動くけど、思考は遠い別世界へどんどんどんどん逃避行~。あーでもないこーでもないと考えて、衝動的に思い至ったのは、

 

 

なんか書かなあかん!!

 

 

何かの形で思考を整理整頓してアウトプットしないと、どんどん便秘みたいになって全く練習がはかどらん。という事に気づきました。まあ色々書きたいことは色々あって、いつかまとめて書き残したいなとは思っていたので、これを機にもう一度ブログに再チャレンジしてみようと思います。コロナと子育てで引きこもりで、気持ちが内へ内へと向いていたので、たまには外に向かって発信する事も必要だなーと思い至りました。気持ち新たにまたちょくちょく更新できたらいいなと思いますので、今後ともよろしくお願いします。