まいちょんの学びの部屋

アメリカ在住ママ兼打楽器奏者の日々の学びをシェアするブログ

アメリカのお風呂事情

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アメリカに来てアメリカ料理の次に中々慣れなかったのはアメリカ式お風呂です。日本人は世界で一番お風呂好きと言われるだけあって、お風呂は日本人の生活では欠かせないものです。

 

でもアメリカに来てどうもお風呂の使い勝手が悪いのでここ何年もシャワーしか使ってません。というのも、

 

  • アメリカのお風呂には洗い場がない
  • バスタブが浅くて全身つかれない
  • いちいちお湯を溜めたり抜いたりするのに時間がかかる

 

最初の方はしばらくお風呂に入ってたんですが、ギブアップしました。でもシャワーだとなかなか体が温まらないからめっちゃ長いこと滝にうたれる修行僧のごとく熱いシャワーを浴び続けてたりします。妹も同じようなことしてました。

 

でもアメリカのお風呂場は普通の部屋にあるので微妙に寒いんです。

 

アメリカ人のおばあさんのお宅を間借りして住んでいた時、部屋にカビが生えるから長風呂禁止!シャワー浴びる時は換気扇をつけながら入りなさいと言われました。それでも無視して室内蒸気を維持してたら、強制的にカビ掃除をさせられました。日本のお風呂ならタイルにカビキラーぺぺってかけてシャワーですすげばすぐに掃除できるのに、普通の部屋なのでそういわけにもいかず、掃除するのもかなり不便でした。

 

アメリカ人の旦那さんの実家に初めておよばれした時のこと。

 

私はずっと貧乏学生だったのでユニットバスのお風呂しか使った事がなかったのですが、旦那さんの実家のバスルームには、真ん中にドドーンとごりっぱなバスタブがあって、遠くの方にシャワールームが設置されてました。

 

でもこのバスタブにはシャワーはついていないので、どうやって使うのかサッパリ分かりませんでした。

 

バブルバスに浸かった後あの遠く離れたシャワールームまで歩いて行って流すんか?とか色々考え、でも床が濡れるしどうしよう。。。と思い、ネットで西洋式のお風呂の入り方を検索してみてビックリ!

 

どうやらお風呂のお湯で洗った後はそのままタオルでふくだけですすがないらしいです。

 

ぎょえー!!

 

そういえば、ニュージーランドでは食器を洗ったあとすすがないという話を聞いたことがあります。

 

旦那さんの甥っ子1歳、3歳、5歳が来た時は、10センチくらいお湯をためたバスタブに子ども全員入れてお義母さんがバスタブの外から洗ってました。子どもたちは水遊び感覚で入ってる感じでした。やっぱりすすいでませんでした。

 

それで旦那様とお風呂について討論会を開いたところ、どうも全然噛み合いません。

どうやらアメリカ人のお風呂のコンセプト自体が全然違うみたいです。

 

私のお風呂のコンセプト

  • お風呂=熱いお風呂
  • 熱いお風呂で体がぬくもるので冷え性に最適
  • 疲れが取れる
  • 寝やすい
  • シャワーだけだと温まらないし綺麗になった気がしない

 

旦那様のコンセプト

  • お風呂=冷たいシャワー
  • バスタブ=子ども様
  • 冷たいシャワーを朝に浴びると目がさめる
  • 熱いお風呂は皮膚によくない
  • 体を乾燥させるのを避けるために出来るだけ冷たいシャワーで時間をかけずに入る

 

まず、お風呂は体を冷やすためのものっていう感覚にビックリしました。

 

たしかにアメリカでは熱が出たらお風呂に入りなさいってよく言われます。これは水風呂に入って体温を下げるという意味です。

 

私の知ってるアメリカ人はたしかにみんな暑がりで、いちいちお風呂で温まる必要はないみたいです。旦那様も熱いお風呂に入ったら夜中暑くて寝れないと言います。

 

寮生活してた時にアメリカ人のシャワーの早さにビックリして、ほんまにちゃんと洗ってるんか疑わしかったけど、それも彼らがズボラなのではなく、価値観の違いによるものだったんですね。

 

2分の行水ならそら部屋にカビも生えませんわね。