まいちょんの学びの部屋

アメリカ在住打楽器奏者の日々の学びをシェアするブログ

今ビールと打楽器がアツイ!

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最近食べ物のドキュメンタリーをよく見ます。

 

  • フランスのワインのドキュメンタリー
  • 日本のお酒のドキュメンタリー
  • アメリカのクラフトビールのドキュメンタリー

 

気づけば全部お酒でした(笑)

あ、でも酒豪ではありません!

 

 

おもしろいと思ったのは、

クオリティの追求 vs ビジネス vs コミュニティ

のどこに焦点をおくかによって物の作り方が変わってくることです。

 

ワインのドキュメンタリーではもっぱらブドウの栽培について語られてました。その年の収穫によってワインのクオリティーが影響するのでもうほぼブドウの話。

 

日本酒のドキュメンタリーは、昔ながらの製造法を守り続ける老舗の歴史と、それを引き付いだ世代がどうやって店を維持するかっていうビジネスの話。

 

そして、一番印象的だったのはビールのドキュメンタリーです。

 

クラフトビールが今アツイ的な事で、どんどん若手のbrewerが増えてるのは

 

世間がパーソナリティ(個性)を求めているから!

 

って若いお兄さんが一生懸命語ってました。でも全然ビールについて触れられてませんでした(笑)

 

たしかに私が住んでるデントンもクラフトビール屋さんが沢山軒を並べてます。別にどこのビールが特別美味しいってことはないけど、ここのオリジナルですって売られたら特別感はあるのかな。ナンバーワンよりオンリーワンっていうやつですね。

 

彼らのビジネスストラテジーはズバリ

 

「ユニークさと親しみやすさ」

 

ユニークっていうのは特別っぽく聞こえるけど言いかえれば誰でもできるってことです。

 

そしてこのクラフトビールの概念が現代音楽の打楽器の立ち位置によく似ていると思いました。

 

 

ここで私の言う現代音楽とはアメリカではNew Musicと呼ばれるものです。今の時代を生きる作曲家が過去の縛りにとらわれず、新しい物を日々追求して生まれ変わっていく音楽です。このNew Musicについては後々深く語るつもりです。

 

話を戻しまして、実は、打楽器、今が旬なんです。

 

打楽器は一番古い歴史があるにもかかわらず、崇高な楽器の仲間入りができずにずっとクラシック界からハミられていたんですが、現代作曲家たちから注目されるようになりました。

 

打楽器の数えきれない音色や音質のみならず、昔ながらの奏法にとらわれないユニークさ。叩いて音がなれば鍋とかゴミ箱も言ってしまえばば打楽器ですので親しみやすさだけならどの楽器にも負けません。現代作曲家の個性を出すには最適なんですね。

 

ワインや日本酒はやっぱりそれなりの歴史もあるし、職人さんがクオリティを追求して作り上げたブランドで、それに誇りをもって今の時代に受け継いでいるのは素晴らしいことだと思います。

 

それはクラシックも同様で、これから先も受け継がれていくべきものです。でもクラシックは敷居が高いのも事実。クラシックが大衆音楽と区別されて、コミュニティから敬遠されるのはその価値を知る側にとっても悲しい事です。

 

現代音楽は何でもありではあるけれど、そこにいかに芸術的な価値を見出せるかがかかってます。私も打楽器のプロとして、自分の芸術を安売りするつもりはありません。

 

でもこの打楽器のユニークな特徴と親しみやすさはクラシックとコミュニティとの架け橋になり得ると思います。これから絶対ブームが来ます。いやもう来てます。

 

クラフトビールのように。