まいちょんの学びの部屋

アメリカ在住打楽器奏者の日々の学びをシェアするブログ

お金のために生きるのをやめたいと思います

こんにちは。アメリカで打楽器やってるまいちょんです。

 

最近しばらく鬱モードで、色々悩んでました。

別に何か大きな氷山に突き当たったわけではないんです。どちらかというとガス欠?

頑張る力が無くなってきた感じで、毎日仕事に行くのがしんどい。

 

音楽家の私のエネルギー源とは

  • やりがいのある曲を演奏する
  • いい演奏をしてお客さんの拍手を浴びる
  • 生徒が一回り大きく成長してくれる
  • 上手い人と共演してインスピレーションをもらう
  • 自分の芸術を評価してもらう
  • 努力に見合った報酬をもらう

等など

 

でもここしばらく、エネルギーの消耗ばかりでガソリン不足。

 

朝練から放課後まで一日中レッスンして、やる気のない子供たちにやる気を持ってもらうために教え方を工夫してカーブボールを投げてみたり、試行錯誤でがんばってるのに、あっさり事前報告なしに「お母さんがレッスン辞めていいって言ったからもう教えてくれなくていいよ」とか嬉しそうに言われたり

 

1時間半とか長距離運転してあまり上手くないオーケストラのリハーサルに何回も付き合ったあげくに、ペイチェックの額が思った以上に低かったり

 

自分でも向いてないと思いながらやってた大学のフットボールの応援バンドのディレクターの仕事を「もしやりたくなければ他の先生に頼みましょうか」と遠回しに辞任を促されたり

 

このところあまりいいことがありません。

それで、何でこんなにどよ~んとなるんだろうと考えてみた結果、一つの悩みの共通点が分かりました。

 

それはお金。

 

音楽家にとってお金を稼ぐのは至難の業です。私は別にお金持ちになりたくて音楽を始めたわけではありません。

 

私が音楽を続けていたのは、自分を磨くため

 

もっと上手くなりたい!すごい音楽家の演奏を聴いて私もこんな風に演奏できるようになりたい!っていうインスピレーションの元、日々こつこつ練習を続けてきた結果、音楽が生活の一部になっただけのことです。

 

それでいざ学校を卒業して、はい、生活してくださいってなって、生きていくために音楽のスキルを売る必要に迫られました。音楽以外の仕事をするというのは、音楽で博士号までとった自分のプライドが許さなかったんです。

 

でも現実は厳しいもので、自分は有名大学の教授になれるわけでも、有名オーケストラの打楽器奏者になれるわけでもありません。

音楽でフリーランスをすると、毎月一定の収入が得られません。クリスマス前は結構儲かりますが、夏休みの収入はがたんと減ります。なので、稼げるときに稼がないと!みたいな強迫観念にかられて、とりあえず手あたり次第お金になる仕事を引き受けてました。

 

その結果、自分の芸術やスキルの価値を下げまくることになったんです。そうやって自分を安売りして、自分を追い詰めて、安く使われたり、適当にあしらわれたり、やりたくない事や向いてない仕事をして自己嫌悪になったり、気づけばどんどん負のサイクルにハマっていました。

 

そんなこんなでモンモンとしていたら私と同じ境遇の打楽器の知り合いに一冊の本を薦められました。

 

It's not (just) About the Gig という本です。 

It's Not (JUST) About the Gig: A Musician's Guide to Creating the Mindset Which Leads to Career Success AND Fulfillment (English Edition)

It's Not (JUST) About the Gig: A Musician's Guide to Creating the Mindset Which Leads to Career Success AND Fulfillment (English Edition)

 

 

この本は2歳からチェロを初めて音楽一本で生きてきた作者が、30歳で音楽を辞めてカウンセリングの道に進んだ後、悩める音楽家を助けるために執筆した本です。

 

この本が強調しているのは、Fulfillment(達成感や充実感)です。

 

何をもって充実できるかというのは人それぞれ違います。この本は自分が何をしたいのか。何に価値を見出すのか。どこに向かって進みたいのかという自分の夢やゴールを探す手助けをしてくれる本でした。

自分自身と向き合ったりevaluateする大切さを学びました。

 

色々考えた結果、お金のためにいやいや続けていた仕事を辞める決心をしました。お給料はどんと下がりますが、その分空いた時間を使って練習したり、芸術活動や自分を労る時間に使おうと思いました。

 

 ダライ・ラマの名言

人間に関して最も驚いたことを問われた際、ダライ・ラマは答えた。「人間は、お金を稼ぐために健康を犠牲にする。そして、そのお金を使って健康になろうとする。人間は、将来を心配しすぎて、今を楽しまない。結局、今を生きていないし、将来にも生きていない。あたかも死が訪れないかのように。そして、生きることをしないまま死んでいく。」 〜 ダライ・ラマ 14世

 

今を楽しんで目的を持って進んでいきたいです。