まいちょんの学びの部屋

アメリカ在住打楽器奏者の日々の学びをシェアするブログ

アメリカの音楽教育に物申す

こんにちは。まいちょんです。

日本もお盆休みが終わって夏休みも終盤ですね。

 

アメリカの学校は大体5月の終わりから夏休みが始まり、8月半ばに新学期が始まります。私の教えているテキサスの中、高、大学生も今日から一気に学校が始まりました!

私の長ーい長ーい夏休みもようやくおしまい。3か月長かったけど終盤はあっという間にすぎました。

 

新学期が始まるにむけて、ここ数日ずっとレッスンのスケジュール調整、レッスン代の請求書作成、保護者との連絡、大学用のシラバス作成などと格闘しておりました。5つの学校を掛け持ちで教えているのでスケジュールの調整が大変です。

 

しかもアメリカ人のメールの返信遅すぎ!!!!

特に大学生メールみなさすぎ!!!!

 

と少し、不満をもらしつつ、

 

今回は、アメリカの中学、高校の音楽教育のしくみについて書いてみようと思います。といっても、州によっても全然違うので、テキサスの公立学校の音楽教育のしくみについて書きます。

 

その前に私が日本で受けた音楽教育についてさらっと触れます

私の日本で通っていた中学は音楽の授業は週2くらいで、高校は選択科目で必修ではありませんでした。もちろん私は音楽の授業をとってましたが何をしてたかあまりよく覚えてません。

合唱とかリコーダーをやった記憶はあります。

 

私の音楽教育はほとんど部活動の吹奏楽部で養われました。毎日放課後、土日は朝から一日中、夏休みも冬休みも返上してずっと練習してました。

 

私は打楽器の個人レッスンはとってなかったので打楽器の技術はすべて先輩方から教わりました。後は自分で試行錯誤を重ねて習得しました。中学の顧問の先生は英語の先生で、高校の顧問の先生は音楽の先生でしたがクラリネット吹きで、打楽器のことはさっぱりサラダでした。

 

高校の時に2回ほど、プロの打楽器の先生が来てグループレッスンをしてくれましたが、その先生は下ネタばっかり話して全然打楽器の話はしてませんでした。

 

なので私がきちんとした打楽器の教育を受けたのは大学に入ってからでした。それで音大に受かったのでアメリカ人にはかなりびっくりされました。 

 

さて、本題のテキサスの音楽教育

 

アメリカの公立学校のしくみ

  • ミドルスクール3年(6年生~8年生)
  • ハイスクール4年(9年生~12年生)

という区分です。たまにジュニアハイスクール(7年生~9年生)というのがあります。これは日本と同じですね。でもあまり見かけません。

アメリカは高校まで義務教育なのでエスカレーター式に同じ校区でずっと上がっていきます。大体一つの校区にミドルスクールが2、3校、ハイスクールが1、2校あります。中、高とも秋学期と春学期の2学期制です。

 

音楽はミドルスクールから選択科目です。でも音楽のクラスという大雑把なジャンルではなく、

  • バンド (吹奏楽の事)
  • オーケストラ (弦楽器のみ)
  • クワイアー (合唱団)

の中から選択します。私は打楽器奏者なので、ここではバンドにしぼってお話します。

 

授業は毎日1時間あります。高校は毎日90分です。

 

ほとんどの学校は、5年生の終わりにやりたい楽器のオーディションを受けて、6年生に一年かけて楽器を習います。打楽器は打楽器だけのクラスに毎日行ってたたき方を教わります。

 

6年生の終わりにバンドのオーディションを受けて、1軍、2軍、3軍バンドに振り分けられます。

7、8年生は振り分けられたバンドのクラスで他の楽器も混ざって練習します。

 

高校に入ると、夏から秋にかけてはマーチングバンド。冬から春にかけてはコンサートバンド(室内楽)に取り組みます。たまにウィンタードラムラインというのがあって、冬もインドアでドラムラインをする学校もあります。マーチングシーズンになると朝や放課後に練習を追加して、週末はフットボールの応援に行きます。テキサスはフットボールに命をかてけるので、応援バンドやマーチングバンドは必須です。

 

バンドのクラスではバンドディレクターという音楽の先生が授業をします。授業といってもほとんどは合奏です。バンドディレクターは大学で音楽教育学を専攻した人で、どの楽器も教えられるんですが、テキサスでは、大体どの校区にも木管楽器奏者、金管楽器奏者、打楽器奏者のバンドディレクターを常備して、専門的に教えてます。

例えば打楽器のバンドディレクターは中学、高校を行ったり来たりして打楽器の生徒だけ教えます。

 

そしてさらにはプロの個人レッスンの先生が学校に雇われていて、授業中にレッスンが受けられる仕組みになっています。それもダラスシンフォニーとかのすごい人たちがラインアップされてます。

 

私はこの個人レッスンを4つの中学校と高校で教えているというわけです。

 

とここまで読んで、お分かりかと思いますが、

 

至れり尽くせりです!

 

こんな英才教育受けてたらめちゃくちゃ上手くなるであろうと思うんですが、

 

実はそんなことないです(笑)

 

なぜなら、練習しないからです!

 

 

私の日本の部活はほとんどの時間が個人練習に割り当てられていました。それで本番前になると合奏がちょろちょろ入るくらいで、ほぼ毎日基礎練でした。しかも怖い先輩達が見張ってるのでサボれませんでした。

曲も3か月くらいかけて仕上げていたので、一曲に費やす時間も長かったです。

 

それに比べてテキサス方式は毎日授業中に合奏して個人の練習時間は放課後の自主練や家に帰ってからとか個々に委ねられてますが、

 

そんなんする生徒は2、3割。

 

この2、3割の生徒は上手くなりますが、それ以外の生徒はあまり上達しません。そういう生徒にプロの個人レッスンの先生がついても豚に真珠です。

 

なんとなく過保護過干渉の典型を行ってる気がします。

 

日本の教育方針は生徒の自主性を伸ばすので、いちいち先生や親がずっとつきっきりで教えてあげなくても自分で考えて解決できる力が自然についてるんじゃないかなと思います。

 

日本の教育悪くないかも。

 

私の個人的な意見ですが。